どうも、YukkuriKouBouです。
去年から個人的に日本市場にかなり攻めてきているなと思っているメーカーがある。
それがXiaomiという世界のスマホ販売台数で3位に上り詰めたメーカーだ。
日本市場において重要とされる携帯キャリアではauとSoftBank、Rakuten Mobileで取り扱いがあり、SIMフリーも充実したラインナップ。
幅広いガジェット製品も販売しているメーカーなのだが、そんなXiaomiのスマホで日本発売が有力視されているスマホを今回入手する事ができた。
今回はタイトルにもあるRedmi Note 13 Pro+ 5Gの魅力を伝えていきたいと思う。
サブブランドとして日本でも展開しているRedmiシリーズの上位モデルで、ハイエンドの質感ながらバランスの良い性能を搭載しており、価格も抑えられたモデルである。
では早速レビューに移っていこう。
この機種は2024年1月現在、日本発売をしていない為、日本国内における技適を取得していません。
その為、基本的に通常用途では国内で利用が出来ません。
今回は総務省より技適未取得機器を用いた実験等の特例制度を申請して実験という形で利用しています。
現状自己責任を伴う形になる為、ご注意ください
Redmi Note 13 Pro+のスペック
まずはスペックから確認していく。国内発売のことを考えても共通化されやすいグローバル版を元にスペックをまとめてみた。
SoC | MediaTek Dimensity 7200-Ultra |
メモリ | 8/12GB(中国版は16GBあり) |
ストレージ | 256(8GBモデル)/512GB(12GBモデル) |
ディスプレイ | 6.67インチ有機EL/エッジディスプレイ |
解像度/リフレッシュレート | 2712×1220/120Hz |
バッテリー/充電速度 | 5000mAh/純正充電器使用で最大120W |
アウトカメラ | 2億画素広角/800万画素超広角/200万画素マクロ |
アウトカメラその他 | 光学式手ぶれ補正搭載・最大4K30fpsの動画撮影 |
インカメラ | パンチホール/1600万画素/1080p30fpsの動画撮影 |
OS | MIUI14(HyperOSの正式対応、3回のOSアプデ対応) |
SIM | デュアルSIM(nanoSIM2枚またはnano+eSIM) |
ネットワーク | 5G対応(n79、ミリ波非対応) |
Bluetoothバージョン/コーデック | ver5.3/LDAC,LHDC,aptX,aptX HD,AAC,SBC |
Wi-Fi規格 | 11ax/11ac/11n/11a,b,g 対応 |
オーディオ | ステレオスピーカー搭載/Dolby Atmos搭載 |
セキュリティ | 画面内指紋認証(光学式)/顔認証(簡易版) |
重量 | 204g |
防水防塵 | IP68 |
価格(グローバル版) | 400ドル〜(現在のレートで約59000円) |
今回使っているのは中国大陸版のオーロラパープルで、12+256GBモデルとグローバル版では存在しない組み合わせだがご了承いただきたい。
なお、日本版では型番が独自になる為、FeliCaが搭載される事が有力視されている。
その他のProや無印モデルも国内に投入されるのか、これからの動向に注目される。
付属品や箱をチェック
私の持っているものが中国大陸版の為、グローバル版とはパッケージが異なっていたりするが他の記事等も参照してグローバル版と大陸版の違いを探してもらっても楽しいかもしれない。
まずは箱だが、白の箱にゴールドで大きくNote 13と描かれており、左上にRedmi、右上にPro+の文字が書かれたものとなっている。
グローバル版は製品画像が真ん中に描かれているらしい。
開けると昔のiPhoneのようにワンクッション見えない紙類のフェイクが挟まっている。
紙類をどかすと本体が出てくるが、横に置いておくと中には120Wの急速充電器と専用の充電ケーブルが同梱されていた。
そして、先程の紙類の中には純正のケースが付属していたのだが、今までの純正のような透明なものから、真っ黒のケースに変更されていた。
本体色がユニークな唯一無二なものとなっているのにそれを隠すのは少し残念に思う。
外観を確認
それでは、まずはなんといっても外観を確認していきたい。
背面はこのように非常にポップでかなり個人的には好きなデザインだ。
今回は大陸版のオーロラパープルの為、背面が限定のレザーとなっている。
かなり質感が高く、非常に所有欲をぶち上げてくれるのと、この色も相まって独創感を感じる。
ちなみに大陸版の他の色は背面がマット素材のガラスになっており、グローバル版はこのパープル含め全てガラスに変更されている。
その為、日本で発売になった際はパープルも確実にガラスに変更されているのは注意だ。
そして、側面は金属風の加工がされており、非常に質感が高いといえる。
個人的にはテカテカのステンレスとかよりもこういうマットな素材が好みな為、非常に優れているといえる。
側面を見ると、右側面には、音量ボタン、電源ボタンが配置されていて、
左側面には何も無く、
上側面には、スピーカー穴や赤外線センサーが配置されている。
下側面にはスピーカー穴にType-C端子、そしてSIMカードスロットが搭載されていた。
それでは液晶を見ていくが、Redmiとしては初となるエッジディスプレイを採用されている。
エッジに関しては賛否両論あるが、個人的には、ベゼルが細く見えて、デザインとしては非常に好きである。
画面が割れやすい、フィルムとの相性や貼りづらいなどの問題はあるが、所有欲が満たされるのは確かだ。
エッジに関しては結構急であり、誤動作を最小限に抑えるようなものとなっている。
上部を見ると、通話用スピーカーに、パンチホールのインカメラが備えられている。
動作の確認
それでは動作を見ていこう。
OSとしては最近発表されたグローバル版も含めて日本国内でも提供が発表されたHyper OSを初期搭載しているのではなく、MIUI14が搭載されていた。
後にHyper OSが来る事は発表されているが、どうやら開発や最適化が間に合わなかったのだろう。
また噂だと、Note 13シリーズから3回のOSアップデートの提供をすると言われており、もし実現するならandroid16まで提供されることになります。
また、OSが更新されない旧端末に対して旧端末用のMIUIをXiaomiは提供する事が多いため、サポート面は手厚く意と思う。
まずは動作を見ていくのだが、ホーム画面からアプリの動作までかなり快適であると言える。
性能としては現状のミドルハイクラスではあるが、普段ハイエンドを使っている私が全く不満に思わないくらいにはかなり良い動作をする。
また、リフレッシュレートが120Hz搭載されている為、スクロールがヌルヌルと動き、ゲーム等をしなければ全く問題ない。
また、コンテンツ消費をする上でとても大切になる著作権の保護技術であるWidevineは最高ランクであるL1に対応している為、サブスクでの映像コンテンツも高画質で視聴ができる為安心していただきたい。
それでは、私はゲームが全く出来ない為、ベンチマークで数値として比較していきたいと思う。
ベンチマークの比較
まず、みていくのはAntutu Benchmarkからだ。
スコアはこんな感じで、性能的にはSnapdragon 865や870に近い数値であるといえる。
温度上昇の値がものすごい上昇しているが、手に持った感想としては、ほんのりあったかい程度で、特に熱々というわけではなかった。
こちらはGeekBench6だが、こちらのスコアを見ても、Snapdragon 865に近い。
去年にメインスマホとして865端末を使っていた時期があるが、全く動作に不満はなかった為、これくらいの性能があれば普段使いでは全然問題ないと言える。
電池持ちの確認
ここから電池持ちの確認だ。
電池容量としては大きい方である5000mAhであるが、電池持ちに関してはいいわけでもなくひどいわけでもなく普通くらいであった。
Dimensityの8000/9000シリーズは電池持ちが悪くなりがちとよく聞くが、7000番台を搭載しているこの機種は性能と電池持ちのバランスが取られているようでかなり優秀に感じる。
これは全くゲームをしないで、SNSや動画等を長時間利用していた私の結果だ。
スマホを見ていても、普通に1日は使い倒すことが出来た為、問題はないように感じた。
万が一、電池が無くなっても、120Wの高速充電で20分以内には終わってしまうメリットもある為、困ることはないだろう。
ちなみに、先ほどのベンチマークの状態から連続で回しているのだが、本当に衝撃的なのだが、Antutuの間に減った電池残量は0であり、GeekBench中も1%しか減っていないという驚きの結果だった。
流石に120W充電などによってバグっているだけで、1%だけの消費だけではないと思うが、それでも電池持ちが良好なのは事実だ。
カメラの確認
ここからは、この端末のカメラのポテンシャルを確認していく。
カメラはスペックの部分で述べたように、2億画素のメインカメラに、800万画素の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラの3眼構成となっている。
インカメラはパンチホールとなっており、1600万画素だ。
今回はこのポテンシャルを見ていきたいと思うが、残念ながらレビュー前の私は予定が立て込んでおり、中々撮影をしていなかったことはご了承願いたい。
ということで確認していこう。
まずはメインカメラから。かなり綺麗に撮れているのではないだろうか。
次に超広角での撮影だ。超広角は価格なりの性能であると言える。全く使えないわけではないが。
そして、2倍のクロップズームだ。画素数の多いメインレンズからの切り取りのため、デジタルズームよりも綺麗だと言える。
そして、4倍のクロップズームはこんな感じだ。やはり普通のデジタルズームよりも優秀だと言えるが、望遠レンズを搭載してメインレンズをもう少し落としても良かったように感じたりはした。
そして、専用のマクロを積んだレンズの性能はこれだ。ここまではググッと寄れている。
今回は作例が少ないのが申し訳ないが、今後撮る機会があれば追加しておく。
また、ブログ上には載せられないが、動画としてはミドルハイらしく4K30fpsまでとなっている。
しかし、OISが搭載されている為、手ブレに関しては良いと言えるだろう。
ちなみにスーパー手ぶれ補正を有効化すると1080p・30fpsのみで撮影ができるようだ。
以上がカメラの確認だった。
メリット
それでは、実際に使ってみて感じたメリットについて話していこう。
ポップなデザインと質感を両立している
大陸版のこのカラーのみレザーとなっているが、このデザインは可愛いのに、質感が高いのは本当に良いポイントだ。
かっこよかったり、渋かったりする製品も勿論所有欲は満たされるのだが、こういった今のスマホではみられないポップであるが故の特別感を感じることが出来た。
そして、背面も表もエッジがかっている為、非常に持ちやすく感じた。
ただし、日本発売後はグローバル版と同様なマットガラス加工になる為、レザーではなくなるが、それでもテカテカガラスではないのは評価したい。
エッジディスプレイも反対派が多いが、個人的にはベゼルが細く見えて、ハイエンドモデルを使っている気分になれるのでデザイン的な意味では結構好きだったりする。
つまり、このスマホは自分にとってかなりドストライクな製品であるということだ。
充電速度がとにかく早い&バッテリー持ちが良好
日本市場でも、「神ジューデン」を謳い、ハイエンドモデルである12T Pro/13T Proで120Wを猛プッシュしていたが、この機種はミドル〜ミドルハイの価格帯でありながら120Wを搭載している。
同じくらいの立ち位置で、ミドルハイ〜ハイエンドの位置付けであるau専売のXiaomi 13Tが67Wなのでそれよりも早く充電ができる。
夜に充電を忘れていた経験があっても、空から19分で充電が終わる為、少しの支度だけでもかなり充電することができるのは大きな強みだ。
一度120Wを使ってしまうと、他機種の遅さを感じてしまい、やめられなくなってしまいがちです笑
また、5000mAhと、電池持ちも良好なDimensityのチップを採用したことにより、日本で販売されている13Tシリーズよりも体感では電池持ちが良い印象です。
ガッツリネットブラウジングやSNS、音楽や動画をしていても1日は持ちました。
すぐに充電も終わるしかなり扱いやすい機種だと思います。
Note13シリーズ唯一のIP68対応で安心
これはデカいと思います。
外で急に雨になったりと色々な想定がある中で、安心して使えるというメリットがかなり大きいと思います。
サブブランドであるRedmiでもここまで仕上げてきているのはとても素晴らしい。
意外にもスピーカーが良かった
私は現在、12T Proや13T Proを所持している。
Redmiはミドル〜ミドルハイ、Tシリーズは多少コストカットしたハイエンドモデルの位置付けであるが、衝撃的だったのだが内蔵しているステレオスピーカーの性能が上回っているように聞こえてしまった。
12T Proや13T Proは解像感がやや劣っており、中音域が霞んでいるというか迫力が感じられないサウンドだったのだが、Note13 Pro+はどの音域もバランスよく力強いことで迫力があり、スピーカーを使う人にとってもかなり満足できる音だった。
ゲームをしなければ困らないミドルハイの性能
Antutuのスコア的にはTensor G2までであったり、Snapdragon865/870に近い性能である為、ゲーム以外の用途で困ることは基本的にないであろう。
ゲームも画質設定を落としたりすれば3Dゲームもできる水準ではあると思う。
なお、私はゲームを全くしないので検証していないことはお詫び申し上げたい。
この機種の気になったところ
良いところもあるが、勿論気になるところもある為、リストアップしていこう。
指紋認証の位置が下すぎる
これはミドルクラスのスマホあるあるなのだが、コストカットで画面内指紋認証の位置が下に配置されてしまっている。
基本的に親指でロック解除すると思うのだが、指が長い人でない限り、下側に指を持っていく必要があり、結構気になる人はいると思う。
慣れれば作業的にしてしまうが、ハイエンド機種が上の方に配置されており、それの使いやすさを知っているとしたすぎる位置が少し不便に感じてしまった。
なお、制度等は全く問題ない為、顔認証とかと組み合わせて最適なロック解除を追求してほしい。
ちなみに13Tシリーズも指紋認証が下の方に搭載されており、画面もより大きい為、さらにしにくい。
エッジディスプレイに賛否両論が分かれる
これは本当に人の好みに分かれる為、自分の判断になると思うが、エッジディスプレイは非常に賛否が分かれやすいと言えるだろう。
自分は見た目のいいエッジが好きなので、この機種を持ってみて満足しているのだがエッジが苦手な方は似たような価格帯と予想しているXiaomi 13Tなんかを狙ってみるのも良いかもしれない。
望遠レンズはない
ミドルクラスのブランドの為、仕方のないことではあるが、望遠レンズは搭載されていない。
ただし、メインカメラが12T Proのように尖っており、2億画素を搭載している為、無劣化のズームも駆使して利用してねということなのだろう。
4K60fpsもないのだが、私のような動画投稿者でない限りは基本的にフルHDで動画を撮っていると思うので、問題ないであろう。
むしろ、高画素の綺麗なメインカメラと手ブレに全振りしていて、そっちに魅力を感じている人には問題がないと思う。
aptX系のコーデックは弱い
これに関してはチップがQualcomm製ではなくMediaTek製なので仕方がないことなのだが、aptX Adaptiveといったコーデックは使用できない。
最近たまたま、Adaptive対応のイヤホンを使っていたのだが、aptXまでしか繋がらず、非常に惜しかった。
ただ、LDACやLHDCといった高音質コーデックは使える為、それらに対応するイヤホンなら問題がない。
ということで以上が使っていて気になったことであった。
付属ケースがびみょい
今までずっと、透明ケースを採用していたのに何故急に黒色のケースに変更されたのか。
背面が限定のものであるのに、それを隠してしまうのは非常に残念に感じる。
その為、現在は背面が透明なカバーを付けている。
これでポップな背面を拝むことができる。良かった。
レビューの総評とまとめ
以上がXiaomi渾身の最新ミドルハイモデルである、Redmi Note13 Pro+であったがいかがであっただろうか。
昨今のスマホの価格は上昇を続けており、ハイエンドモデルはとてもではないが一括で手の出しにくい価格になっているのだが、この機種は海外版だと6万ほどで売られている。
この機種が日本市場に来たら人気のPixelシリーズと十分張り合えるポテンシャルを持っていると言える為、期待したい。
そのほかにも+のないProであったり、エントリー〜ミドルクラスのRedmi Note13もあったりと発表されたラインナップは5機種に渡る為、ここから何機種日本に投入されるのか、期待して待とうと思う。
この記事以外にもガジェットのまつわる様々な記事を今後も投稿していくのでぜひチェックしていって欲しい。
もう一人のきゅうりくんも投稿している為、ぜひ我々を応援して頂けたら幸いだ。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
次回の記事でお会いしましょう。
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