どうも、YukkuriKouBouです。
私もYouTubeを始めてから昨年の秋に5年を迎え、こうして新しい挑戦の場に立っている2024年なのだが、ブログをするにしても動画編集をするにしても切っても切り離せないのがパソコンだ。
今まで何台もパソコンを所有して来たが、今回自分の中で本当に感動したレベルで相棒となったこのMacBook Air 13インチについて、その魅力を余す事なく伝えていこうと思う。
MacBook Airを検討している方に向けてまとめてみました!
購入経緯
まず、前提として、私はノートPCを何台も所有して来たが、メインで利用していたPCというのが自作のデスクトップPCであった。
どうしても用途が動画編集に限ってしまう為、パワフルな性能を使うにはこの選択肢が一番理にかなっていたからだ。
過去にMacBookだけでも、無印 2009、Air2011、Pro 2016、無印2017、Pro 2018を使っていたのだが動画編集ソフトがとても重く現実的ではなかったのが実情だ。
ただ、自粛ムードも終息し、旅行なども行きやすくなった2023年、私も県外に何十回も行く機会があった。
しかし、据え置きの為、外で動画編集したくても出来ない問題を抱えていた為、動画編集との相性が最高と言われているM1以降のMacBookをずっと狙っていた。
そして、今回このブログも立ち上げる形となった為、どこでも編集の出来るこのMacBook Airに白羽がたったわけだ。
スペックはどうなっているのか。
ということで軽くだがスペックを確認していこう。比較する為に、今も使っている人がいるであろう、以前利用していたMacBook Pro 2018を横に置いておく。
なお、どちらも15インチの大画面モデルがあるが、2018 Proの場合はかなりのスペック差がある為、今回は13インチに揃えて比較をしていく。
MacBook Air M2 13inch | MacBook Pro 2018 13inch | |
Soc | Apple M2 | Intel Corei5/i7 8th |
GPU | M2内蔵(8コアor10コア) | Intel Graphics |
メモリ | 8GB/16GB/24GB | 8GB/16GB |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB/2TB SSD | |
バッテリー容量 | 52.6Wh | 58.0Wh |
バッテリー持ち | 最大15時間のネット閲覧 | 最大10時間のネット閲覧 |
USB端子 | Thunderbolt3(USB-C)×2/3.5mm | Thunderbolt3(USB-C)×4/3.5mm |
USB規格 | USB4/USB 3.1 Gen2 | USB 3.1 Gen2 |
充電端子 | Magsafe3/USB-C | USB-C |
外部ディスプレイ | 1台まで、最大6K | 2台まで。1台最大5K、2台最大4K |
カメラ | 1080p FaceTime HDカメラ | 720p FaceTime HDカメラ |
通信 | Wi-Fi6(11ax)/Bluetooth 5.3 | Wi-Fi5(11ac)/Bluetooth 5.0 |
重量 | 1.24kg | 1.37kg |
一覧で比較すると、全体的には時代に合わせたスペックが搭載されているAirの方が良いと言える。
Intel時代のMacBook Airではスペック差がかなりあり、型落ちProの方が何てこともあったがそれは過去の話となっているのがMシリーズの凄いところだと言える。
ちなみに私は13インチ、8GB/256GBの所謂吊るしモデルを使っている。
一番買われるであろう、このスペックで総評をしていく。
デザイン
まずは外観から余すことなく見ていこう。
このAirから、2018年以来のフルモデルチェンジされ、デザインが現行のMacBook Proに似た形となった。
今までのAirは薄さをアピールする為に、奥から手前にかけて薄くなっていく形状をしていたが、このモデルは全部均一の太さに変更された。
個人的には前モデルの方がスリムに見えて今回のが野暮ったく見えなくもないが、そのデザインが良くも悪くもProに近いデザインになった為、所有感はかなり高いと言える。
今回は新色のミッドナイトだが、色が深い青となっており、非常にかっこいいカラーだった。
ダークカラーは結構好きで尚且つ、私の好みに突き刺さる色であり、スペースグレーと同じぐらい気に入っている。
そして、外観をもう少し詳しく見ていくが、開けて左側にあたる側面にはThunderbolt、つまり USB-C端子が2つ搭載されていた。
また、反対型は3.5mmイヤホンジャックのみで以上だった。
正直、USB-C端子が2つしかないのはPCとしてはかなり使いづらいところであるが、ハブなどを駆使して乗り切る必要がある。
個人的なところとしては、上位モデルを用意して、USB端子を増やせばよいと思うが、Proとの差別化のため、致し方ないのだろう。
もちろん、Airとはいえ、外観の質感は非常によく、Proから乗り換えた身ではあるが、非常によいと感じている。
いよいよ画面を開いていくが、まず開いて思ったことはFnキーの復活だ。
私は2016Pro、2018Proの上位版を使っていた為、Touch Barという画面で直感的に操作するFnキーに変更されていた。
ワンプッシュで操作できるFnキーがいいのはガッツリ使う人ほど思っていたらしく、長らく採用されたTouch BarもM3モデルのProから廃止されたのだが、
元々採用のなかったAirの為、Airの形を引き継いで行ったようだ。
ただし、キーボードで変わったところはある。
それは、バタフライキーボードの廃止とシザー式キーボードの復活だ。
MacBookをより薄型化する為に2015年の無印MacBookを皮切りに全てのMacBookに採用されたバタフライキーボードであったが、耐久性に問題を抱え続け、大規模なリコールも行われたほどだ。
そんなバタフライキーボードの採用をやめる決断を下したこのAirではシザー式が復活している。
シザー式はAir2011以来の感覚なのだが、ぺたぺたっとしっかり沈む感覚のなかったキーボードから、押し心地が確かにある古き良きキーボードに復活した。
液晶はPro同様、ノッチを採用した最大まで画面を追求したRetinaディスプレイとなっており、画質は非常に美しいものとなっている。
解像度も高く、動画編集する人にとって解像度が高いと作業性の向上が見込めるのだが、家で利用しているフルHDモニターよりも遥かに高い為、非常に作業性も抜群だ。
あと触れていなかったスピーカーだが、今までAirや最新までのProを使っていた人はわかると思うが、キーボードの両端に配置するのが通説だった。
しかし、このモデルはそれすらも覆し、ヒンジ部分、つまり奥の側面に配置される仕様に変更された。
迫力さが欠けることを危惧したのか、今まで2スピーカーだったAirが4スピーカーに進化している。
音自体は流石のMacBookで、ノートPCの中ではやはりトップクラスに感じる。
普段はイヤホンやヘッドホンをつけているが、スピーカーでも全然問題ないと感じた。
M2のポテンシャルの確認
今まで所有していたノートPCは、IntelのCoreシリーズかAMDのRyzenシリーズが載っていることが当たり前であったが、今回はAppleのM2。
アーキテクチャの違うチップでどう戦えるのか見ていきたい。
まずはベンチマークでどれだけパワフルなのかを見ていきたい。
あいにく、このレビューを書いている現在はAirが快適すぎて所有していたノートPCを全て売却してしまっている。
その為、この魅力をお伝えする為に、実質サブに変わりつつある3年ほど利用した自作PCで比較したいと思っている。
自作PCと比較すると自信満々に書いているが、執筆している現在、自作PCが故障してしまい、比較が困難な状況となりました。
復旧次第データを載せるが、今書いている情報はネットの平均値である事をご了承願いたい。
スペックはこんな感じだ。
マザーボード | ASUS TUF GAMING H570-PRO |
CPU | Intel Core i9 10850K |
GPU | GeForce RTX 3070 |
メモリ | DDR4 24GB(8GB+16GB) |
SSD | PCIe 3.0 M.2 SSD |
電源 | 750W |
これがざっくりとしたスペックだ。
当時のPCとしてはトップクラスの性能ではないだろうか。
PC界隈の方からすれば12世代以降とは全然違うと思われるかもしれないが、これでも動画編集は難なく行えていた為、買い換えていない事をご了承願いたい。
ベンチマーク
まずはCINEBENCH R23から計測していこう。
マルチスコアはM2 Airが8344pts、自作PCは約17000ptsと流石に自作PCの底力を見せつけられた。
しかし、シングルスコアになるとこれが逆転し、M2 Airが1586pts、自作PCが約1300ptsとAirの方が高くなっている。
M1の時もIntelの時より大幅なシングル性能の向上が言われていたが、デスクトップのPCに張り合える時代が来たと考えると時代の変化を感じる。
そして、GeenkBench6も比較してみた。現状i9は公式サイトから引用した。
こんな日が来る事を誰が予想しただろうか。
ひと昔のデスクトップCore i9のスコアをシングル、マルチ共にM2 Airが超えてしまった。
薄いノートPCが当時モリモリ性能の自作PCに勝つなんて本当にびっくりです。
時代の流れは本当に残酷だと感じてしまった。
以上がベンチマークだった。
動画編集ソフト
動画編集ソフトでも比較していこう。
いつも編集しているAdobe Premiere Proで比較していく。
ただし、自作PCは比較できなくなってしまった為、今までの動作での違いから単体でのパフォーマンスについて話していく。
まず、プレビューから伝えたいのだが、メモリ容量が少ない為、本来のパフォーマンスを出せてはいないのだが、かなりスペック的に不利な状況にも関わらず、4Kが編集できている状態である。
しかも、いつもプロキシを利用して編集をしているのだが、私レベルの編集だとプロキシが無くてもプレビューが問題なく再生できる状態だ。
これが自作PCだと重い場面に近づくとかくついてしまう為、いかにこのスペックが凄いのかが思い知らされる。
ということでエンコード速度も計測してみた。
検証動画は最近投稿した、新年の福袋動画だ。
動画は12:11で、4K30fpsで制作している動画となっている。
MacBook Air M2 | 自作PC | |
Premiere Pro標準 | 9:55 | 復旧後、記載予定 |
Media Encorder | 9:58 | 復旧後、記載予定 |
このようにゲーミングノートでもない薄型のノートPCでこんな時代がやってくるとは本当に思っていなかった。
4Kの動画を実動画の時間以下で書き出しが成功している。非常に衝撃的だ。
流石にメモリ不足で今まで自作PCの時に出来ていたエンコードしながらのサムネ編集といった操作は全然出来ない。
だが、今までのAirやPro 13インチを使ってきた自分からすれば少し目を瞑るだけでノートPCと思えない動きをしているのは確かだ。
そうなると、今の用途で足りるであろうメモリ16GBがかなり欲しくなってくるが、予算が足りない為、しばらく8GBで使い倒してみようと思う。
ちなみに、Davinci Resolve Studioや、Final Cut Proも使用してみたが、最適化が進んでいる為、自作PCと遜色なく動き大変感動している。
メモリ16GBに乗り換えたいのが今の目標だ。
その他アプリの使用感
M1が登場して3年が経過し、ネイティブ対応していないアプリを探すのが難しいくらい最適化がだいぶ進んでいる。
その為、他のソフトでもかなりの恩恵を受けている。
一番パソコンで必要な人が多いであろう、ブラウザを想定した用途。
勿論、Intel時代でも不満はなかったのだが、M2に乗り換えるとより磨きがかかっている。
まずはブラウザだが、普段はChromeを利用しているため、その使用感を話す。
起動速度やページの読み込み速度も爆速なのだが、それに加え8GBとは思えないほど、タブを複数開けていてももたつくことがない。
Intel時代では考えられないパフォーマンスを示しており、本当にただ驚くばかりだ。
Microsoft Officeも軽快に動くし、今までのAirだと爆熱になったりカクカクになっていた、画面をキャプチャしながらOBSで生放送といった用途もこなせるようになり、本当に自作PCの置き換えを加速させる結果となった。
今現在、自作PCが使えないこともあり、メインがM2 Airに置き換えれてしまっている。
メリット
このMacBook Airを買ってよかったメリットについてまとめていく。
薄く、軽く、パワフルなのにファンレス
まずはAirの名に相応しい、この軽量さと薄さ。
外でゴリゴリの編集ができるノートPCでここまで薄いのは本当にAirでしかみない気がしている。
それぐらいパワーに対するサイズがバグっているのだ。
リュックで手軽にどこでも持ち運びができて、どこでも編集できるのは非常にありがたい。
M2のパワー、恐るべし
これは本当に感動した。
何度もノートPCをメインにしてどこでも使いたいという構想はあったのだが、自分の動画はどうしてもデスクトップレベルの性能を欲していた為、中々踏み込めなかったが、本当にこのMacは感動した。
もちろんメモリが不足しており、動作が自作PCよりもっさりする場面もあるが、それでもどこでも同じ環境で編集できるというのは本当に望んでいた事であり、妥協すれば問題なく使えるのは本当に驚きだ。
普通のユーザーが困ることはまずないだろう。
しかも、これだけ重い動作をファンレスで実行出来ているのもやばい。
今までのMacBookなら間違いなくファンが高速回転していたが、ずっと静かだ。
本当に時代の進化を感じたM2との出会いだった。
電池持ちも驚異的
本当にびっくりだが、外でブログや動画編集をしていても1日しっかり使えてしまう。
これは本当に驚いた。
省電力なM2になったことで、今までのIntel時代では考えられない常識はずれな電池持ちを記録している。
しかも、電池が少なくなってきても、省電力なチップの為、30WのPD充電器があれば充電が行えてしまう。
自分は100W出力のモバイルバッテリーを所持している為、余裕で外出先でも充電出来る。
電池持ちも買い換えて感動した部分の一つだ。
Thunderbolt端子の可能性とApple製品の連携
Thunderboltはよく非常に素晴らしいとガジェット製品のレビュワーが口を揃えて発言しているが、実際にメイン運用する為に揃えてみるとその気持ちがよくわかった。
現在、自宅の作業部屋のデスク上には、AnkerのMシリーズMacBook用ドッキングステーションを配置している。
これも記事にしようと思っているくらい、満足しているのだが、ここに普段家で使っているオーディオインタフェースやHDMI、外付けストレージ、PD充電器を接続していたりする。
そして、ここから出ているUSBケーブル一本をMacBookに挿すだけで全てが接続され、クラムシェルモードで使うと完全なデスクトップPCになる。
この為にデスク環境も一新し、ワイヤレスキーボードとマウスになった為、完全にスタイリッシュな環境が構築できた。
また、Apple製品の連携として、普段利用しているAirpods Proとの接続のシームレスさやAirdropでのiPhoneとの共有はじっくり使うとより顕著に感じた。
また、デスク周りも時間があれば紹介していきたいと思う。
デメリット
ここまで話してきたが、デメリットも存在はしている。
それに対してデメリットと感じなければ大変いい製品であると思う。
USB端子が少なすぎる
これはAirとProの差別化のために、ずっと行われている不満点だ。
Proの4ポートは様々な拡張を本体だけで行うことが可能で、利便性が高いが、 Airは現実的にハブが必要になってくる。
出張などで遠出する際はハブを必ず持っていくのだが、これすら排除できることができればより利便性が上がるため、上位モデルだけでいいのでポート数を切実に増やして欲しいと思う。
外部モニターを1枚しか繋げられない
これも謎の制約です。
M2 ProやMaxのProだと2枚のモニターを接続しても表示できるのだが、無印のM1やM2は2枚のモニターで接続することができない。
デュアルモニターを使っている私にとっては非常に大ピンチな仕様であったが、そこで役立ったのが先ほど載せたAnkerの専用ハブだ。
このハブを使うと、デュアルモニターを使うことができるのだ。
ただし、画面録画を応用して作られたソフトウェアを使用するため、著作権保護のあるコンテンツの視聴が一部不可になったりする。
それ以上に気になったのは、画面録画を利用しているからか、画質が劣化しているところが非常に気になった。
私は動画編集とYouTube等を視聴する程度なので妥協したが、人によっては気になるかもしれない。
やっぱりクリエイターで8GBはきつい
4K編集だと、いくら最適化されたM2でも8GBメモリが足りなかった。
編集中は常にメモリが黄色警告でスワップ領域が発生しており、エンコード中は完全に不足して、スワップ領域をガンガンに使っている次第だ。
ストレージも高速のため、スワップしていても動くには動くが、やっぱり動作はもっさりになる。
ガッツリと使うクリエイターの方はAirでも満足すると思うが、せめてメモリはカスタマイズする事をおすすめする。
以上が吊るしモデルを使って感じたデメリットだ。
クリエイターとしての視点でみると、不満点を感じるが、一般的なユーザーだとむしろかなり良い端末だと思った。
最後に
今回、外でも据え置きとしても使える究極のノートPCを求めた結果、MacBook Air M2を買ったという話であった。
一番売れ筋の吊るしモデルを買ってみたが、クリエイター用途でも意外と動くどころか、信じられないくらい動作が良く感動した。
一般人は間違いなく不満になることはなく、サポート終了まで動作は問題ないだろう。
もし、Windowsのみのソフトを使うということがなければ、M1のAirでも動作は快適なので少し高いが長期的に長く使うのもありかもしれない。
用途や価格からWindowsとも比較しつつ最適な一台を見つけられる事を願いつつ、この記事が参考になれば幸いだ。
この記事以外にもガジェットにまつわる様々なレビューを今後も行なっていくのでぜひチェックしていって欲しい。
私と共に運営しているきゅうりくんの記事も応援して頂ければ幸いだ。
読んでいただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。
コメント